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説明不要のエンターテイメント

2019年5月2日に西野亮廣エンタメ研究所で投稿された記事になります。

「クラウドファンディングについて理解できている人は、国民の1割にも満たない」と思っているキングコング西野です。

さて。

「『チックタック ~光る絵本と光る満願寺展~』の制作費に4000万円を使っちゃった」と言うと、ときどき、「でも、それってクラウドファンディングの寄付で集めた4000万円なんでしょ~ぉ?」と鬼の首を獲ったかのように言われちゃうのですが、
クラウドファンディングには、「ただただ支援」もあれば、リターン(返礼品)というものもあって(こっちが大半です)、たとえば今回のクラウドファンディングでいうと、「50万円」で西野亮廣講演会の権利を数十個ほど出していて、この権利を履行する為に、数十日間かけて全国を講演会でまわっているんですね。

つまり、クラウドファンディングで集まったお金というのは、そのほとんどが「西野亮廣のお給料」で、それを一括で前払いしてもらっていて、そいつを全額エンタメにブチ込んでいる…という状態です。

なんとなく分かりますよね?

僕はよく「『お金に興味がない』とか言っているくせに、クラウドファンディングでお金を集めて、ウハウハに儲けてんじゃねーか!」と国民の皆様から批判されるのですが、これに対して、「働いた分のお給料をいただいているだけで、しかも、いただいたお給料はビックリするぐらい還元してるんです」ということを理解していただくには、クラウドファンディングのシステムから理解してもらわなくちゃいけないので、なかなか面倒くさいのです。

『革命のファンファーレ』を書いた頃は、日本国民のお金リテラシーの低さや、広告リテラシーの低さに憤りを感じていて、「お前ら、ホント、バカだな」と国民全員を片っ端から殴っていくぐらいの勢いがあったのですが、ここ最近はというと、「いつの時代も新しいアクションは“いかがわしいモノ”であったんだから、理解してもらうことに時間を割くのではなく、このまま多くの方に誤解されたまま前に進もう。作品を作ることに時間を割こう」という釈迦(あきらめ)の境地に達しています。

そうなってからというもの、「ビジネス書」に対する急激な「飽き」がやってきて、今月出す『新・魔法のコンパス』を最後に、しばらく「ビジネス書」からは距離を置くと思います。
(※『リーダー論』とかは面白そうなので、気が向いたら書きます)

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説明不要のエンターテイメント
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『チックタック ~光る絵本と光る満願寺展~』に来てくれている子供や爺ちゃん婆ちゃんを見ると、目をキラキラ輝かせていて、まさか「なぜ、自分は、これに感動しているのか?」なんて考えていないんですよね。
そこに「理屈」の類いが一切ないんです。

先日、お邪魔した「ラオス」や「フィリピンのスラム街」の子供達にしてもそうです。

ビジネス書を面白がってくれるような「理屈が刺さる層」は一定数いるのですが、世界を狙うなら、「理屈(言語)」を削らなくちゃいけなくて、『理屈で唸らせる勝ちパターン』からは、とっとと卒業するべきだと思います。
長居すると癖になるから。

今回の個展で「文章」が極端に少なかった理由はそれです。

満天の星空を見て感動したり、プラハの街並みを見て感動したり、サンセットを見て泣けてきたり……そういった説明不要のエンターテイメントを作る段階にきたのだと思います。

こうなってくると、「読み物としての絵本」ではなくて、今回のように「体験(言語がない空間)に、お客さんを誘導する絵本」にしか“僕の場合は”価値がなくなってきて、もともと、読み物として完結する絵本の構想が何本かあったのですが、この辺は全部捨てるか、後回しにしてやろうかなぁと思っています。(※僕の時間には限りがあるので)

川西市に『えんとつ町』と『おとぎ町』を作るので、「『えんとつ町』と『おとぎ町』にお客さんが流れる絵本だけを作る絵本作家」にでもなろうかなぁと思っている今日この頃です。

現場からは以上でーす。

【本日の出没情報(長崎)】

(※書店の入り口で待ち伏せしておいてくだされば、新刊にサインを入れさせていただきます)

・DEJIMA博

09:30~11:25 生放送

13:00~13:30 トークショー※チックタック

・書店まわり

16:00 メトロ書店(長崎市尾上町1-1 アミュプラザ長崎3F

16:45 紀伊國屋書店長崎店(長崎市元船町10番1号 ゆめタウン夢彩都4F)

17:30 TSUTAYA 遊ING浜町店(長崎市浜町2-35)

18:00 好文堂書店(長崎市浜町8-29)

19:00 サロンメンバーの呑み会

【追伸】
個展会場で連日走り回ってくださっているボランティアスタッフの皆さんへ。
なかなか会場に足を運べなくてごめんなさい。
宣伝、頑張ります。
そして、本当にありがとうございます。
皆さんがいなかったら死んでました。
頼りにしています。

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